【まとめ】ScrumMaster THE BOOK / [著者]Zuzauna Sochova

ScrumMasterで案件参画をはじめたのと、
ProfessionalScrumMasterⅠの取得のために本書を購入しました。
ここに要旨をまとめたいと思います。

気になった方は購入いただければと思います。
リンクはつけませんが、人気の本のためかあまりAmazonでも値下がりしてませんね。

どんな本なの?

  • SCRUM初学者向けではない。
    体系的なSCRUMの枠組みの説明はない。
    SM(ScrumMaster)を実践中の人向けの実践的な本
  • SMのあるべき考え方
  • SCRUMチームビルドの長期的な方針がわかる

個人的にはSM向けには100点です。実践しながら得心するところばかりでした。

ポイント

  • 一歩だけ先を行く
    • あまり新しい事をやり過ぎるとメンバーが着いてこれない
       → 保守的なメンバーとのハレーションは要注意ですね。
    • かといって現状維持はダメ。一歩先を行く
       → 現状に満足しちゃうのも要注意です。
  • 人を信じる。
    • メンバー自身の力で問題を乗り換えるのを信じる。
       → なんでもかんでも手助けしてたらダメ。メンバーの自己組織化を目指す。
  • 他者の声に耳を傾ける。
       → コミュニケーションが大事。まずは話をちゃんと聞くようにする。聞ける環境を作る。
  • チームビルド序盤はスクラムを何度も説明する。
       → 一度の説明では「なぜこの仕組みが必要なのか?」まで浸透しない。
  • ファシリテーション
    • SMは議論の内容や解決策には絶対に干渉しない
      → メンバーの自己組織化のため。
    • 内容ではなく、議論の枠組みを重視する。
    • 開始前に目的と成果物を決める。
    • 計画に固執しない。変化も認める。
    • パーキングロット
      → 現テーマから外れたものは、パーキングロットに移動して、本筋に戻す。
  • コーチング=SMに必要な重要スキル
    • メンバーに気づきを与え、自発的な学習成長を促す指導法
      → メンバーの自己組織化のため。
    • 自分で考えるためのパワフルクエスチョンを使う。
      • 何を変えたいか。
      • 違うやり方でできるか?
      • 次は何をする?
      • やめるにはどうしたらいい?
  • 成功を頻繁にアピール
  • ポジティブさを持つ
    • ポジティブイベントを沢山もっているチームは成功する
      → レトロでGoodをProblemの3倍ださせる
  • チームレベルごとの状態 → SMが取るべきアクション
    1. 形成期
      SCRUMをはじめたばっかり。
       → SCRUM原理の説明。教育。
    2. 混乱期
      チーム能力を超えており、混乱する。居心地がよくない。
       → ファシリテーション。コミュニケーションで不安を取り除く。
    3. 統一期
      SCRUMに慣れてきた。一息つける。
      → コーティング。次の段階に成長させる。
    4. 機能期
      メンバーが自信に溢れている。常に改善を探している。
      → 観察するのみ。
        チームに会議進行を任せる。次は誰の番と伝えるのもやめる。

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